About

2016年3月30日水曜日

今春はニシン、鰊!


ニシンが安い。商店街の栃木屋さんでは、このところ1尾なんと170円が続いている。先月は1度、150円にもなった。秋以来の秋刀魚が値段の割に小さく、脂の乗りも今ひとつであるのとは大違いで、ふっくらと脂も乗りとてもうまい。産卵期に入っているのか、子持ちばかり。

先週までは数回、数の子(「カッチャン数の子、ニシンの子」の数の子)が続きガッカリしたが、今週に入って白子ばかり。これが実に美味しいので、店に出ていれば毎日でも買いたくなる。

目が赤くなっていない新鮮なものが手に入るので、まずは刺身にする。小骨が多いが、できるだけ包丁を寝かせて削ぎ切りにする。食べるときには、この小骨が却って歯ごたえになって味わいにもなる。


刺身よりも焼き魚にする方が僕は旨いと思う。小骨は歯にあたるが、身は柔らかなので食べやすい。そして楽しみは白子。酢の物にするともいう。しかし、火を通した方が旨味がます。困るのは、これを昼に食べるとどうしても一杯付けたくなること。旨味が濃厚なのでどうしても酒がないともったいないと思う。この誘惑に抗することは実に難しい。そして呑めばどうしてもウトウトする。それで良いのか! (退職者はそれで良い、、、とのつぶやき)


同日選挙の可能性が高まっているとかで、衆院の予定候補のお披露目が始まっている。アベノミクス破綻ははっきりしてきているし、内閣支持率も横ばいか少し下がり気味、戦争法廃止の運動も活発に続いているから、「頑張れば」参院だけでなく衆院でも改憲派が3分の2を取ることを阻止できる等という願望、願い、目標が熱心に語られたりしている。

しかし、参院1人区での野党の選挙協力もまだ8〜9区に留まる。参院選で改憲発議阻止の1/3議席を確保することも難しい状況は打破できていないのではないか。






2016年3月28日月曜日

蕗のとうのパスタ

先週のこと。「雪も消えはじめ、気持ちの良い日だったので散歩に行ったら、畦や土手のところにフキノトウが出ていたのよ。夢中になって摘んで帰ったら、玄関のところに近所の人から「たくさん摘んだので」と袋一杯のフキノトウが届いているじゃないの。とても消化できる量ではないので持ってきた」と言って新潟の友達がフキノトウをどっさりもって来てくれたのでーす。手伝って下さい。


こんな電話がかかってきたので、欲張りの僕は2つ返事でいただくことにした(つまり摘んだ人は新潟の方、その友人で私たちのご近所の方がお裾分けをしてくれた方、調理して食したのが僕たち)。

それにしても多い。突然に天ぷらを作るのは面倒。ネットで調べると、塩麹和えというのが出ている。まずこれで大半を処理して保存しようと、端からみじん切りを始めた。春の良い香りがいっぱいに拡がる。胡麻油で炒める。もうたまらない香り。一口つまんでみる。ほろ苦い旨味が身体を突き抜けるよう。これは保存するのはもったいない。そうだ。パスタだ。

慌ててパンを一旦火から下ろし、白を開け、パスタを茹で始める。天ぷら用に少し残すのも止めにして全部をみじん切りにし、オリーブオイルを足して炒め、塩麹で和える。後は至福の時間。

以上、まとめると:
①みじん切り、②オリーブオイルまたは胡麻油で軽く炒める、③少し火が通ったところで(?)塩麹で和える
Pasta delle Fiori di farfaraccio (flower stalk of butterbur) 
1. Chop into pieces
2. Saute with Olive-oil or Sesame-oil
3. Dress with Salted KOJI (塩麹)


その数日後、久しぶりに江戸一に行ったら品書きの札にフキノトウとある。さてプロはどうするのだろうと頼んでみた。酢味噌に和えたペースト状のものを軽く炙ったようなものが出てきた。洗練されている。しかし香りは弱い。やはりこれも鮮度が勝負か。