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2008年11月30日日曜日

ライトアップ



いつから始まったのか知らないが、暮れになるとそこらじゅうでライトアップ騒ぎが始まる。出所はおそらく西欧で、それをUSAの「田舎者根性」が真似、それが更にUSAのやることならなんでも結構と思う人が少なからずいるこの国にもはびこって来たのだろう。

耶蘇教の建物などには殊の外に興味があり、わざわざフランスやイタリアの田舎まで出かけたい僕なのだが、どうにもこのキリスト教に由来するらしいライトアップにはうんざりする。

夜の地球を人工衛星からとった世界地図がある。明るいのは先進国、アジア・アフリカの一部の大都市、そして日本海のイカ釣り漁船。一年の最後くらいは余計な明かりを消したらどうかと思う。

2008年11月19日水曜日

夕焼けには困る




今朝は雪ですっかり白くなった富士が、街中からもきれいに見えた。

16時過ぎ、南側にある給湯室に行って外を見ると、高層雲の畝が連なり、その上にこの季節らしいうろこ雲が薄らと広がってて何とも美しい。建物に邪魔されずに眺めることのできる場所を探してウロウロしているうちに、休み時間が終わってしまった。後ろ髪(しかない)を引かれる思いで研究室に戻る。

後で聞くとその後の時間の夕焼けが素晴らしかったと言う。残念至極。一回限りだから困る。夕焼けで人生について語るのは大袈裟かもしれない。しかし、二度と繰り返されることのない中で生きていることを改めて思う。繰り返しの効くものは人口の複製ばかりと言ってよい。複製文化のなかにどっぷり浸かっているためだろう、何を捨て何を選び採るか、この厳しさを夕焼け一つで思い知らされてしまう。

2008年11月17日月曜日

またまたヒラタケ



先週末、また木工芸作業室の外に置かれた朽木に、みごとなヒラタケが群生し始めているのを見つけた。土曜日曜と雨もあったので期待して、足取りも軽く行ってみると、立派に傘が広がっている。早速、少しをオリーブオイルでソテーして賞味した。出会った何人もに声をかけたが、誰一人乗ってこない。「既に先々週に同じものをおいしく食べなんともなかった」といっても、「**センセイだから当たらなかったのでしょう」と、まるで僕がスーパーマン的に強靭な消化器を持っているかのようなことまで言う。一体、何のためにキノコの図鑑があるのやら。

2008年11月4日火曜日

都内は自転車



今日は学園祭の後片付けとて大学は休み。それを利用して、内容は愚劣極まる私用のために新しい住まいから四谷まで約7kmを自転車で往復した。実に快適だった。スポーツジムの室内で自転車こぎをして金をとられることを考えれば、交通費以上のものをもうけた感じもする。

それにしても東京は色々な坂がある街であることを再発見した。地下鉄に乗れば、最短で片道190円、26分かかる所。ほぼ同じ時間で快適に走った。